【操作マニュアル】在庫管理「あれ、まだあったっけ?」を無くす。

適正在庫を保つためのマスタ設定と、棚卸しの極意

「売る商品がない(欠品)」ことによる機会損失。
「売れない商品が山積み(過剰在庫)」ことによる資金の圧迫。

商売において、在庫は「現金そのもの」です。
しかし、Excelや手書きの台帳では、リアルタイムな数を把握するのは困難です。
nsra-keiri では、日々の売上・仕入入力が自動で在庫数に反映される仕組みを採用しています。

今回は、その自動化の土台となる「商品マスタ」の設定と、ズレを直す「在庫訂正」機能について解説します。

本記事の内容

  • 1. すべての基本「商品マスタ」の設定
  • 2. 「安全在庫数」で欠品アラートを出す
  • 3. 在庫一覧と、ズレを直す「在庫訂正」

1. すべての基本「商品マスタ」の設定

システムが正しく動くかどうかは、最初の設定(マスタ登録)にかかっています。
サイドメニューの「商品管理」から、商品の情報を登録しましょう。

ここでは、単に名前を入れるだけでなく、以下の「数字」を入れることが重要です。

項目名 役割・メリット
販売単価・仕入単価 ここに入力しておけば、日々の売上・仕入登録時に金額が自動セットされます。
「いくらだったっけ?」と調べる時間をゼロにします。
在庫管理をする/しない 「サービス料」や「送料」など、形の無いものには在庫がありません。
このチェックを外せば、在庫数の計算から除外されます。

セット商品・加工品の在庫管理も自動化

「詰め合わせギフト」や「部品を組み立てて売る商品」を扱う場合、在庫管理はさらに複雑になります。
セットが1つ売れたら、中身の商品もそれぞれの数だけ在庫を減らさなくてはいけません。

nsra-keiri の商品マスタには、「構成部品(セット内容)」を登録する機能があります。

例:お中元ビールセット(ビール10本入り)の場合
親商品
ビールセット
1個 売上
構成部品(子)
缶ビール
10本 自動出庫

このように親商品を登録する際、「この商品は、何と何でできているか」を設定しておけば、売上のたびに構成部品の在庫が自動的に引き落とされます。
手作業で1つずつ在庫を調整する必要はありません。

[ 画像:構成部品の登録エリア ]

2. 「安全在庫数」で欠品アラートを出す

商品マスタの中に、「安全在庫数」という項目があります。
これは、「最低でもこれだけは店に置いておきたい数」のことです。

例えば「安全在庫数:10個」と設定しておきます。
日々の売上によって実際の在庫が「9個」になった瞬間、在庫一覧画面でその商品が「赤色(または黄色)」で警告表示されるようになります。

⚠️ 欠品防止の切り札
いちいち数を数えなくても、画面を見て「色が着いている商品」だけを発注すれば良いのです。
この機能だけで、発注業務の効率は何倍にも上がります。

3. 在庫一覧と、ズレを直す「在庫訂正」

nsra-keiri では、以下の計算式が全自動で動いています。

現在の在庫 = 入荷した数 - 売れた数

基本的にはこれで合っているはずですが、現実には「破損」「入力ミス」「万引き」などで、システム上の数字と、棚にある実数が合わなくなることがあります。

そんな時は、「在庫訂正(棚卸し)」機能を使います。

  1. 在庫一覧から、数が合わない商品の「訂正」ボタンを押します。
  2. 「実在庫数(実際に数えた数)」を入力します。
  3. 保存すると、システムが自動的にズレを修正(調整出庫・調整入庫)します。

修正履歴もしっかり残るため、「いつ誰が直したか」も後から追跡可能です。


在庫は「生き物」です

在庫は日々変動し、放っておけばすぐに実態と乖離してしまいます。
しかし、nsra-keiri なら、売上と仕入を入力するだけで、ほぼ自動で在庫管理が完了します。

「月末の棚卸しで徹夜する」
そんな古い習慣から、そろそろ卒業しませんか。